Android を使っていると、Google Now は便利ですよね。ちょうどいいタイミングで欲しい情報を自動で表示してくれます。
https://www.google.com/intl/ja/landing/now/
例えば、Amazon で買い物をしたとき、商品が発送されるとそれを教えてくれるカードが表示されます。
カレンダーに予定が入っていると、それに遅れないようにそっと教えてくれるカードが表示されます。
Google で検索したキーワードを元に、自分が興味を持ちそうなニュースをさりげなく教えてくれるカードが表示されます。
今居る場所の周辺に、どんなお店があるのか教えてくれるカードが表示されます。
全自動で!
情報のタイミングや内容が適切でセンスがいいし、マテリアルデザインがオシャレだし、iPhone にはない快適さと楽しさを提供してくれる機能です。
この Google Now に似た機能が、iOS 9 に搭載されるかもしれません。
米Appleが、米Googleのパーソナルアシスタント「Google Now」のような機能を「Proactive」というコードネームで開発している──。Appleの動向予測で定評のある米ブログメディア9TO5Macが5月27日(現地時間)、複数の情報筋の話としてこう報じた。新機能は6月8日開催の年次開発者会議WWDC 2015で、次期iOS(iOS 9)の機能として披露されると同メディアは予測する。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1505/28/news049.html
(ITmedia)
Apple が開発しているという洗顔料みたいな名前の新機能 Proactive も、Google Now と同様にカレンダー情報やメールの内容などを元にユーザーの行動をアシストしてくれる新機能になるようです。
きっと Apple のことですから、何ちゃらKitという形でサードパーティのアプリも連携できるようにするんじゃないでしょうか。最近の Google が自分たちで全部やっちゃおうとする傾向があるのに対して、Apple はサードパーティ製アプリの追加無しでは何もできないような、枠組みだけを提供するという傾向があるように思います。
ちょうど Health Kit と Google Fit がそんな関係ですね。
Google Fit は、それ単体で歩いた歩数や自転車で移動した距離などを記録してくれるので、とても便利です。Apple のヘルスケアアプリでは、歩数は計測してくれますが自転車での移動についてはサードパーティ製アプリが必要です。ヘルスケア単体でもできるように作れるはずなのに、わざわざサードパーティが参入しやすいように最低限の機能だけを入れているんでしょうね。
なんとなく、Proactive もそんな感じの「ユーザーをアシストする枠組み」として提供されて、本格的に使うためには目的のアプリをインストールしてね、というスタンスになるんじゃないでしょうか。
WWDC が楽しみですね!